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就労移行支援事業所を障害者手帳なしで利用可能【利用料や利用までの流れ】

どうも、うつ病で復職できなかったゴローです。

今回は、就労移行支援事業所に関する以下の悩みを解決する記事になります。

・障害者手帳なしでも就労移行支援事業所を利用できるか?

・障害者手帳の代わりに必要なものは何?

実は、自治体によって扱いは異なるのですが、障害者手帳なしでも就労移行支援事業を利用することは可能です。

実際に、就労移行支援事業所を利用するために必要なものは「福祉サービス受給者証」になります。

そのため、「福祉サービス受給者証」を手に入れるために、障害者手帳のあるなしで手続きが違う点などを説明しながら、利用料等についても解説していきます。

最後までご覧いただければ、あなたも障害者手帳なしで、就労移行支援事業を利用することができるはずです。

就労移行支援事業所の利用に必要なものは障害者手帳ではない

審査
障害者手帳がなくても、事業所を利用することが可能なのは上で記載したとおりですが、「福祉サービス受給者証」は必要になります。

この受給者証を申請するために、障害者手帳があるとスムーズなのは確かです。

でも、障害者手帳がなくても、医師の診断書があればOKという自治体も多いようです。

他にも障害年金を受給していたり、自立支援医療を利用していることを証明できるものでよいようです。

つまり、障害者手帳でなくても、他のもので障害があることを証明できるばよいのだと思いますので、お住いの市区町村で相談してみてくださいね。

就労移行支援事業所の利用料は障害者手帳のあるなしでは決まらない

就労移行支援事業所の利用料は障害手帳のあるなしではなく、世帯収入によって決まります。
詳しくは以下の表をご参照ください。

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 住民税非課税世帯 0円
一般1 住民税課税世帯(所得割16万円未満) 9300円
一般2 上記以外 37200円

就労移行支援事業所を障害者手帳なしで申し込むときの流れ

step
まずは、就労移行支援事業所に問い合わせをして、相談してみましょう。
なぜなら、事業所のスタッフが利用に必要な書類などをサポートしてくれるからです。

以下にオススメの利用までの流れを記載しますので参考にしてみてくださいね。

就労移行支援事業所に問い合わせ

電話やメールで連絡して、一度見学に行ってみましょう。
見学は無料のところがほとんどですが、念の為、確認をして、見学の予約を取りましょう。

実際に契約をするまで、障害者手帳も福祉サービス受給者証がなくても利用できるので大丈夫です。

ただし、見学の前に以下のようなことは聞かれると思います。
なぜなら、これらの条件を満たさないとそもそも就労移行支援事業所を利用することができないからです。

1.一般企業で働くことを希望する方

2.精神障害、発達障害等がある方

3.18歳以上で満65歳未満の方

4.離職中の方

休職中でも利用可能なケースもあるようなので、まだ、退職していない方は事業所に問い合わせをしてみてください。

就労移行支援事業所の見学

実際に事業所を見学して、スタッフさんにサービス内容の確認をしたり、トレーニング風景を見て、自分でもできそうか見てみましょう。

体験通所

見学を終えたら、実際に通所してトレーニングメニューを行ってみましょう。
体験通所は1日のところもあれば、数日間行われるところもありますが、基本的に無料のところがほとんどです。

福祉サービス受給者証の申請

体験通所を終えて、通ってみたい就労移行支援事業所が決まったら、福祉サービス受給者証を申請しましょう。
申請自体は、お住いの市区町村の市役所や区役所などで行いますが、就労移行支援事業所で説明やサポートもしてくれるので、どんどん聞いて進ましょう!

事業所との契約

福祉サービス受給者証の申請手続きが終わったら、事業所とサービス利用の契約を行います。
契約が終わったら、事業所のスタッフの方が個別の支援計画を立ててくれます。
もちろん、あなたの希望を聞いた上で。

安心して自分の希望を伝えて、就職に向けてサービスを利用しましょうね。

まとめ

・就労移行支援事業所を利用するのに、障害者手帳は必須ではない

・障害者手帳以外に支援が必要であることの証明ができればOK

・就労移行支援事業所を利用するのに必要なのは、福祉サービス受給者証

・就労支援事業所の見学や体験通所までは、障害者手帳も福祉サービス受給者証も必要なく、無料

・福祉サービス受給者証の申請には、就労支援事業所もサポートしてくれることもあり

最後にゴローからのエール

ありがとう
療養中の方は、ここまで読むのもしんどかったかもしれませんが、最後までご覧いただき、ありがとうございます。

自分ひとりでは、なかなか働くことの準備をすすめるのは難しいものです。
就労移行支援事業所の利用にあたっては、ハードルもそこまで高くないので、オススメです。

利用料も、うつ病などで退職をしなくてはならなくなってしまった人の場合は無料か1万円程度で利用できる方も多いと思いますので、新しい仕事を始めるきっかけづくりになると思います。

ここでの情報があなたが新しい一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

  • この記事を書いた人

ゴロー

うつ病で休職して労災認定された人。復職せず、フリーランスと会社員のダブルワーク。休職してからフリーランスで稼ぐまで3年間は給料なし。休職・傷病手当・労災保険・失業保険など再起を図るために必要な情報を配信中。会社や役所が丁寧に教えてくれず「原則は〜」で説明を終わらせてる情報を、うつ病、休職、退職で苦しんでる人に届けたい。 【経歴】 ブッラク企業入社→うつ休職→労災認定→職業訓練→フリーランスと会社員のダブルワーク

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