労災 労災認定

労災認定を確認する方法と結果をいち早く知るためにやったこと

どうも、うつ病で労災認定を受けることが出来たゴローです。

今回は労災認定について以下のような悩みをお持ちの方向けの記事になります。

「労災申請したけど、自分が認定されたかどうかどこかで確認できるのか?」

「労災認定の結果は、労働基準監督署に問い合わせたら教えてくれるのだろうか?」

おそらく、はじめて労災申請をした方が認定結果を待っている間には同じような悩みをお持ちだと思います。

本来、自分が労災認定されたかどうか知る方法は1つしかありません。
しかし、実際に僕が労災認定されたときは、別の方法でいち早く結果をすることができました。

早速、確認方法の紹介をしたいと思います。

労災認定の確認方法

考える

支給決定通知書で確認

労働災害補償保険の支給決定通知が、普通郵便の圧着はがきで郵送されてきます。

表面に差出人が「厚生労働省労働基準局 労災保険業務課」の記載と「重要書類」と印字されていますので、すぐに分かると思います。

労働基準監督署の担当官に確認できること

労基署の担当監督官に確認しても、結果が出る前は、どうなりそうかも教えてくれません。

労災の認定結果が出た後であれば、結果を教えてくれるかもしれませんが、そのためには、労働基準監督署内で支給決定してから支給決定通知書が届くまでの間に問い合わせする必要があるため、現実的には支給決定通知書を待つことになります。

ただし、労基署の担当官によっては、目安なる期間を過ぎた後にいつ頃になりそうか問い合わせると、結果がでるだろう時期を回答してくれます。
実際に、私の場合は結果のでる時期の目安を教えてもらい、いち早く結果を知ることができました。

私がいち早く労災認定を知るために行ったこと

労災申請してから認定されるまでの調査期間を短くすることは難しいです。

なぜなら、会社への調査を含めて、様々な確度から実態調査が行わるからです。

しかし、労働基準監督署では、認定結果を出すまでの目安があるので、それを踏まえて、問い合わせをすることで、私はいち早く結果を知ることができました。

労災認定までの目安の期間

労災申請の内容が怪我の場合、会社側も認めていて、労災かどうかすぐに判断がつくようなケースでは、1ヶ月程度で支給決定通知が届くようです。

しかし、精神障害などの病気の場合は、早くとも6ヶ月は労災認定の結果が出るまでにかかると言われています。実際に私の場合も、7ヶ月かかりました。

労基の担当官からの電話連絡

労基の担当官に目安となる6ヶ月を過ぎた際に状況を確認したところ、結果は来月の予定と回答があり、翌月、私の方に電話で支給決定した旨のご連絡をいただきました。

電話では支給が決定したことと、これから支給決定通知書を発送するので数日のうちに届くこと、振込は約1週間後のなることをお伝えいただきました。

労災認定後に行うこと

計算

1.支給決定通知書の確認

決定通知書で認められた期間が申請した期間で間違いないか確認しましょう。

また、給付基礎日額の金額に残業代が含まれた金額になっているかなど、不当に低い金額になっていないか確認しましょう。

もし、金額が合わない場合は、3ヶ月以内に審査請求を行って、再調査してもらうことができます。

2.振込口座の確認

指定された口座に支給決定通知書に記載された金額が振り込まれている確認しましょう。

もし、入金がない場合には、口座番号が間違っていることなどが考えられるため、労基署に確認が必要です。

3.療養費の精算

労災認定されると、療養費は全て労災保険がおりることになり、今まで実費で支払っていた分を返還してもらうことができます。

矢印
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労災認定されなかったらどうするか

step

1.管轄の労働局で個人情報開示請求を行う

なぜ、労災認定されなかったのかを分析するため、所轄の労働局で労基署の調査内容を開示する手続きを行いましょう。

会社の所在地の都道府県と「労働局」、「情報公開」で検索すると該当する場所が出てくると思います。

例えば、東京労働局では「情報公開制度・個人情報開示等請求について」のページで手続きが紹介されています。

情報開示には、1−2ヶ月かかります。

2.審査請求を行う

調査内容の開示情報を見ても、労災の不認定結果に納得が行かない場合には、結果通知から3ヶ月以内に審査請求を行います。

労災認定までの経済的な補償

病気や怪我などで働けなくなってしまうと、経済的な不安が出てきます。

原則として、労災の場合には、健康保険の利用や傷病手当金を受給することができませんが、病気で労災申請している場合には、早くても半年以上は結果が出るまでにかかってしまうために、その間に、全く経済的な補償がないと治療も生活もままならなくなります。

その場合は、労災申請しながら、傷病手当金を受給し、治療には健康保険を利用する方法を検討してみるとよいでしょう。

お金と時間
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まとめ

労災認定を確認する方法は、本来、支給決定通知書を郵便で受け取る以外にはありません。

しかし、労災認定の結果が出た後であれば、労基署の担当官の方も回答してくれます。

少しでも早く結果を知りたいと思われた方は、この記事で紹介した方法を試して見てください。

また、病気による労災申請で認定までに時間がかかりそうで経済的な不安がある場合には、傷病手当金の受給を検討しましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

この情報があなたが新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

  • この記事を書いた人

ゴロー

うつ病で休職して労災認定された人。復職せず、フリーランスと会社員のダブルワーク。休職してからフリーランスで稼ぐまで3年間は給料なし。休職・傷病手当・労災保険・失業保険など再起を図るために必要な情報を配信中。会社や役所が丁寧に教えてくれず「原則は〜」で説明を終わらせてる情報を、うつ病、休職、退職で苦しんでる人に届けたい。 【経歴】 ブッラク企業入社→うつ休職→労災認定→職業訓練→フリーランスと会社員のダブルワーク

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